転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大分・下郡で出会った客車 オハ41

オハ41は地方都市の通勤輸送のために旧1等車から格下げされた車輛をロングシート車に改造した形式で、種車が多岐に渡っていたのでさまざまな形態があったようだ。 豊肥本線上り豊後竹田行に乗車する機会があり、初めて客車のロングシートを見て仰天する。キ…

大分・下郡で出会った客車 オハフ33きのこ折妻

オハフ33を目前にして丸屋根ではない、かといって完全切妻ではない独特な端面を持ったクルマに違和感を感じ何コマか観察のシャッターを押す。 車体端部は雨樋の継目部分を境に屋根は車幅と同じ、下は出入台部分の幅が狭まり、正面から見ると妻板の形はきのこ…

ED74 全6輛

ED74が敦賀第二機関区から大分運転所へ移ってきた理由は、北陸本線電化延伸の増備はEF70となったためであった。6輛の少数機ED74は日豊本線でも蒸気暖房のED76との共通運用はできず、その後の増備はED76になったことと貨物輸送縮小で活躍の場を失ってしまった…

ED75 300番台

ED75 300番台は鹿児島本線熊本電化の際にED73の増備として登場した60HZのED75である。運用は門司~熊本・長崎間で、ブルートレインや高速貨物列車の先頭に立っている姿を誌上で目にしていた。貫通扉の付いた締まった顔にホース類やジャンパ栓がいかめしく映…

大分・下郡で出会った客車 オハ47

ネガを振り返るとナンバーが読めるオハ47は5輛を撮っていた。分オイ車3輛、門モコ車2輛がたまたま出会ったオハ47であった。 オハ4789を手持ちの配置表で探すと昭和48年は鳥栖、昭和53年は門司に配置されていた。一般形客車を門司と門司港で別々に配置されて…

大分・下郡で出会った客車 10系寝台車

深い屋根とHゴム支持の大きな固定窓と小窓が配置された車体はブルートレイン20系のナロネ21とよく似ていた。番号標記の位置にある床下の大きな箱は何だろうか。 オロネ1030〔大ミハ〕 大分 S52(1977)/9/8 「特集模型と工作 鉄道模型工作ハンドブック」(技術…