転轍器

古き良き時代の鉄道情景

D51567

D51567〔延〕の特ちょうは何といってもひと回り大きめのナンバープレートであろう。プレートに合せて数字書体も大きく見える。数字配置はDと51の間に間隔があるが、形式51と機番567の間には無いのがおもしろい。見慣れたナンバープレートはDと51、51と機番〇…

門鉄デフのD51

D51949〔延〕 大分運転所 S45(1970)/5 南延岡機関区唯一の門鉄デフ装備機D51949〔延〕を捉えていた。前機のテンダで顔が一部隠れているのが残念、ネガを見るとフィルム最終コマで前機D511142〔延〕と各1枚ずつしか撮っていなかった。給炭線にそれぞれ下り向…

津久見行593レを牽くD5112

593レ仕業の機関車はD5112〔延〕。出区前の打合せを行っている。 大分運転所 S46(1971)/8 誘導掛の案内でD5112〔延〕出区。複雑な大分構内を縦断して593レの先頭へ。機関車基地の先端からは「明日は今日にまさるよう」の安全標語が見える。 大分運転所 S46(1…

益田

山陰本線から日本海の景色を見たくて特急“まつかぜ”小倉~新大阪間の切符を用意し楽しみにしていた。乗車の前日になって西九州から日本海に抜ける台風が通過、山陰本線は寸断され“まつかぜ”乗車はかなわなかった。その後も山陰には縁遠く島根県に足を踏み入…

キハ80系“にちりん”編成の変遷 昭和43年10月~55年9月

キハ80系“にちりん”は昭和43年10月登場から電車に置き換わる昭和55年9月まで約12年間運転された。これまで編成について気にとめることもなかったが、かつて撮影したD511081の写真(転轍器2022年4月9日掲載)の後方にキハ80+キハ82が写っているのに気づき、こ…

D511081

汽車の写真撮り始めの頃は、豊肥本線や久大本線では見ることのない日豊本線のコンテナ編成が憧れの的であった。黒一色の貨物列車の中でライトグリーンのコンテナを積んだコキはとても斬新に映った。コキ車4輛で迫力はないが、それでも本線の貫禄を感じたひと…

D511142

セイタカアワダチ草の生い茂る大分電車区北側の本線をD511142〔延〕の牽く下り貨物列車が通り過ぎる。日豊本線の貨物列車は深夜帯に多く設定されているが正午前後はこの下り593レの後すぐさま上り1578レがやって来る。 日豊本線大分~高城 S44(1969)/8/12 南…

編成から外されたサハシ

昭和53年3月の車輛配置表で大分のサハシ455は18輛(1~13・15・17・19・23・25)が配置されていた。昭和53年10月改正は475系の九州島内急行編成の統一化が行われている。ビュッフェが廃止されたサハシ455は基本編成6輛化に向けて編成から外されていったものと…

ウインドウズXPのエクセル画面 車輛の動き

ウインドウズ95やウインドウズ98が登場して、それまでワープロで作成していた文書や表計算は画期的な変革を遂げるようになった。趣味のアルバムのテキストはワープロが常であったが、パーソナルコンピューターに置き換わったのはウインドウズ95、98、2000、M…

準混合列車のような貨物列車 D51361

別府湾の濃霧が漂う築堤に機影を見せたのは、貨物列車に客車1輛をつないだ、まるで準混合列車のような編成であった。当時日豊本線直見~直川間ひと駅だけ、貨物列車に客車1輛をつないだ営業列車が設定されていた(4592レ)。これは回送であるがその光景を彷彿…

D51222の牽く貨物列車

臨海工業地帯の背後地、大分平野の水田地帯で本線下り貨物列車を見送る。南延岡のD51222はグレイのロングタンク車、クリーム色のホッパ車、とび色のワム以外は黒一色の貨車ばかり23輛の編成を従えていた。 1593レ 日豊本線大分~高城 S47(1972)/8 D51222〔延…

石川台慕情 池上線昭和49年頃

池上線は山手線のターミナルから放射状に延びる私鉄線のひとつであるが、他の路線距離が長く編成輛数も多く、また地下鉄相互乗入を行っている私鉄とはちがった、下町を行く独特な風情があった。呑川に向かって台地がせり出したような地形に石川台駅はあった…

東京急行電鉄池上線

撮影時の池上線は3000系の吊掛け電車ばかりであったが、同じ3000系でも戦後製や車体更新車、張上げ屋根の形態は好きになれなかった。やはり旧形国電然としたスタイルの3450形が一番の好みであった。貫通扉の付いた顔、形の良い幌枠、シル・ヘッダーの車体、…

DD13217

DD13217〔関〕は昭和39年~40年にかけて製造された14次車(203~218)で、主な特ちょうは新製時装備のATS車上子と信号炎管、ナンバープレートの上、前照灯間の手すり設置らしい。下関運転所には3輛(216・217・218)が配置されて、下関ヤードと駅を取り囲むよう…

安岡

安岡は下関から3つめ、曲線上に設けられた2面2線のこじんまりとした駅であった。朝の安岡は下関への通勤・通学客で賑わっていた。小倉発の長門市行気動車列車が先着で待機、間を置かずDF50565〔米〕が滝部発の長い編成を従えてカーブするホームに入って来た…

西鉄北方線の思い出

西鉄北方線は全線を二度乗車したことがある。今振り返れば二度とも乗車の動機は、終点にある市立北九州大学がらみということに気づく。 まず一度目は昭和48年3月、高校3年生になる春休みであった。筑豊の蒸機最終の時、田川線の変則3重連を始めとして、伊田…

日田 国鉄時代を懐かしむ

民営化後の日田構内を光岡側から見る。線路配線は以前と変わらず画面右、本屋寄りの貨物側線が無くなっている。国鉄時代に撮影された写真には中線にワフ1輛がぽつんと置かれ貨物列車が組成されていた。その中線は健在で車輛留置に使われているようだ。四角い…

香椎操車場と臨港貨物線のこと

香椎操車場は鹿児島本線香椎と箱崎の間に位置する。上下線にはさまれたヤードに香椎機関区、香椎貨車区が置かれていた。箱崎寄りのヤードから福岡貨物ターミナル・博多港・福岡港・福岡市場へ続く貨物線が分岐している。ヤードの使命は終わり、余剰機関車が…

幸崎 その後

民営化後も何度か幸崎を訪れていた。国鉄時代と変わらないタンク車の貨物列車、濃硫酸のタンク車ヤード等かつてと変わりない光景に安堵する。カラーネガはカビがはり付いて完全な除去は不可能のようで、ここまで復活するのに苦労した。 日豊本線幸崎 S62(198…

京都駅近くの路面電車

風情ある街並みの塩小路通を2つ目玉、片標識灯の1820が迫って来る。 塩小路高倉 S50(1975)/3 5系統を掲げる2000形2001は切妻タイプで屋根の曲線が優雅に感じる。2箇所の出入口扉はそれぞれタイプがちがうのがおもしろい。商店の広告看板が賑やかな後方の建物…

七条通の東寄り 京都市電

東山七条は東大路通から七条通が別れる三叉路で、市電の軌道もデルタ線を形成していた。祇園方面から6系統の京都駅前行が七条通方面に進路をとって曲がって来た。智積院の山門がどっしりと構えている。 1850 東山七条 S50(1975)/3 京都駅前から東山七条へ来…

ED74運用離脱後の姿

ある日高城駅へ立ち寄ってみた。改札口から構内をのぞくと、別府発西鹿児島行“日南5号”6輛編成が交換待ちで運転停車し、向かいの側線には使命を終えたED74-6輛全機が留め置かれていた。悲しくなるような光景を目の当たりにし構内反対側へ回ってみる。 日豊本…

ED742+C58262

夕方の貨物列車を待っていた。ED742〔大〕が迫ってきて次位に蒸気機関車が付いているのに仰天する。ファインダーは次位機に集中。瞬時のうちにナンバーを確認すると、なんとC58262ではないか。廃車回送機関車が連結されているなど知る由もなく偶然の出会いに…

網走湖畔 急行“大雪9号”編成の普通列車

湖畔の宿は網走湖が見える絶好のロケーションだった。雪原のように見える凍結した網走湖畔をDD51の牽く客車列車が姿を現した。 よく晴れた朝、湖面に作られた木々の影と樹氷のような湖畔の立木が美しいコントラストを織りなしていた。列車は朝日に照らされた…

札幌雪景色

雪の舞う札幌駅は降り続いた雪がホームの端にうず高く積まれていた。雪をかぶった車輛はいつもとはちがった表情でとても新鮮に思えた。列車を待つ間のわずかな時間、初めて経験する雪景色に興奮しながら構内をスナップした。 札幌 撮影は全て:S55(1980)/3/18…

香月線

大辻炭鉱の石炭積出しのため香月線は明治41年7月、室木線と同時期に開通している。全盛期は中間~新手間に3線が敷かれ運炭列車が往来してと聞く。かつての線路配線図を見ると2線は中間下り方から分岐し、1線は筑豊本線の複線をアンダークロスして筑豊本線上…

くろしお

新宮発天王寺行11D“くろしお1号”が御坊発車。憧れのキハ80系、赤とクリームのきれいな車体とグレイのスカート、床下器具のコントラストが印象的。“くろしお”は名古屋~天王寺1、新宮~天王寺4、白浜~天王寺1の計6往復が設定されていた。 紀勢本線御坊 S50(1…

紀勢本線で会ったDF505とDF5031

紀勢本線箕島はその名前ではピンとこないものの、みかんで有名な有田市の代表駅と聞くと頷ける。2面3線の急行停車駅は貨物取扱い量が多いようで画面右側、本屋寄りの側線は貨車で埋まり、DF50がもう1台入換を行っていた。下り和歌山市行の先頭に立つDF505〔…

南延岡のキハ

訪問時、南延岡機関区の気動車は高千穂線用にキハ20が7輛、キハ11が4輛配置されていた。昭和44年の配置表ではキハ20ー6・キハ10ー3とあり、キハ20は1輛増でナンバーは変わっていない。キハ10はその後キハ11と交代していた。扇形庫1番から3番線に仲良く並ぶキ…

五反田 池上線のホームから

東急池上線の始発駅五反田は山手線ホームの遥か上、東急系量販店4階の位置に設けられていた。とにかく高所にあった印象がある。3輛編成が収まる1面2線のホームは交互に電車が発着し、大崎広小路の手前に両渡りのクロスがあった。池上線乗場からは階段を降り…