転轍器

古き良き時代の鉄道情景

朝の小倉駅


 小倉駅北側の貨物線を行く専用貨物列車を見るべく第4ホーム(7・8番線)へ駆け上がる。門司操車場方ばかりに目をやって接近する列車を待ちうけていたが、ふと反対側のホームがカーブする戸畑方を振り向くと電車や気動車の長い編成が出入りする活気ある駅風景が展開していた。
 7番ホームは鹿児島本線を北上してきた熊本発大分行2501M“ゆのか1号”10連で、ここで進行方向を変えて大胆な構内横断で日豊本線に渡る。4番ホームで車列を傾ける気動車7連は小倉発筑豊本線経由直方行1733Dで軽快なアイドリングを響かせていた。 鹿児島本線小倉 S48(1973)/3