転轍器

古き良き時代の鉄道情景

新星


急行“新星”
 20系の写真は上野発の東北本線客車列車の車窓からスナップしたものである。東北本線は田端操車場、尾久客車区の外側を走っていて進行左側の車窓からは留置車輛が手の届くような近さで見えた記憶がある。12系と並ぶ20系は7号車と8号車が確認できて上野〜仙台間の急行“新星”の編成ということがわかった。7号車は方向窓に「上野・仙台」が、愛称窓には「新星」が入っている。8号車はナハネフ214と読め、車端の所属標記は北オクと見える。狭窓の並ぶナハネフ21は、ナハネフ23とともに分割時の緩急車として編成中間に組まれていた車である。
 20系客車は昭和51年頃から急行列車に転用されるようになり、“銀河”を始めとして各地の急行列車の寝台車が10系から20系に置換えられた。 東北本線上野〜尾久 S52(1977)/5

カヤ21 
 まるで客車基地の中を走っているのかと錯覚するくらい洗浄線の脇を通る本線から、まず目に飛び込んできたのがこの顔。カニ21かと思いきや急行列車転用で改造されたカヤ21と思われる。