転轍器

古き良き時代の鉄道情景

本牟田部


 複線の片側にしかホームがないように見える光景は唐津線筑肥線の単線並列区間である。本牟田部は唐津線の駅で筑肥線には駅はなくて山本〜肥前久保間となる。山本から併走する両線は本牟田部の先で筑肥線が大きく回り込んで勾配をかせぎ唐津線を乗り越えて離れて行き、まるで模型レイアウトを見るような景色が楽しめる。
 唐津線筑豊と同じく運炭路線で多久・岩屋・相知から石炭列車が走っていた。趣味誌で見る蒸機時代の写真は山越えの多久〜厳木間が多く、この単線並列区間で撮られたものは目にする機会がなかった。 唐津線本牟田部 H26(2014)/6

唐津線相知方、筑肥線肥前久保方を見る。唐津線西唐津行2連が接近中。

唐津線筑肥線の2線は松浦川に沿って山本へ進む。電化以前の筑肥線は山本から東唐津に向けて分岐していた。