転轍器

古き良き時代の鉄道情景

床下器具


 客車の床下に目が行くようになったのはTMS(鉄道模型趣味)の客車ディテールアップの為の床下パイピング記事の影響からだ。かつて16番の客車モデル製作中にTMS記事のように自分もあのような精巧な床下の雰囲気を出したいと思ってはいたが、そう簡単にできるものではなかった。写真はそのモデル製作の参考にと撮ったもので、写真を撮ることで床下の構造と配置がおぼろげながらわかってきた。オハ35等の旧形客車のパターンは中心に水タンク、その両側に電池箱がレイアウトされ、水タンクからは給水栓、検水栓のパイプとコック、給水口が複雑にレイアウトされていた。さらに空気溜のタンク、ブレーキシリンダがパイピングと共に効率よく配置されていた。 オハフ33597〔鹿ヤコ〕 大分電車区 S51(1976)/3