転轍器

古き良き時代の鉄道情景

D51222

 南延岡機関区のD51は14〜15輛配置で本線貨物を賄っていた。昭和46年頃から廃車と転入でメンバーチェンジが始まり、この時期の移動例を見るとD5146早岐、D51176熊本、D51361鳥栖、D51541出水、D51567門司と九州各地から南延岡入りし、D51222は昭和46年5月熊本機関区からの転属機である。南延岡オリジナルナンバー79・93・341・880が姿を消し、上記ナンバーが加わって4輛減6輛増の布陣で新たな展開の時を迎えていた。

D51222〔延〕の牽く上り貨物1596レ 日豊本線大分〜高城 S47(1972)/5/3

 D51222〔延〕は昭和46年5月熊本機関区から南延岡機関区への転属車。この時期熊本機関区には4輛(222・255・482・655)のD51がいて鹿児島本線の電化区間ではあったが鳥栖〜熊本間に残された蒸機牽引貨物列車に使用されていたものと思われる。
あっという間にファインダーに迫ってきたD51222〔延〕 日豊本線大分〜高城 S46(1971)/10