転轍器

古き良き時代の鉄道情景

石炭積込場から


 田川線勾金駅の石炭積込場の高い位置から構内を見る。駅付近にはいくつかの炭鉱がありダンプカー等でここから石炭車に積込んでいたものと思われる。構内は幹線並みの線路配置で有効長も長い。後方は飯岳山。

 伊田寄りを望む。石炭積込線にセラが3輛置かれている。背中合せのキュウロクは油須原から戻った補機を下り列車の機関車につないだところ。後方一番奥の線路は夏吉貨物駅へ続く短絡線と思われる。

 駅本屋側から正面は香春岳が見える。セメント工場の煙突もよくわかる。近くには日田彦山線香春駅があり、勾金駅からそこまでは夏吉貨物線を通って線路はつながっている。日田彦山線から分岐した添田線は勾金駅伊田寄りで立体交差していた。 田川線勾金 S46(1971)/4