転轍器

古き良き時代の鉄道情景

根岸線


 鉄道ファン昭和46年7月号(№123)のニューススクラップに根岸線の記事を見つける。以下記事抜粋。「根岸線洋光台〜大船間約8.1kmの建設工事は鉄道建設公団の担当で急ピッチに進められている。同線は昭和39年5月に桜木町磯子間が、続いて昭和46年3月に磯子〜洋光台間が開通し、現在行っている区間が最終工事である。(中略)新大船駅は本線、貨物線、電留線が各2本、機回線1本、さらに将来貨物線が3本敷設される計画…」とあり、新大船駅は建設時の仮称で本郷台駅のことのようだ。洋光台〜大船間は昭和48年4月に開通し根岸線全通をみている。撮影時の大船付近は貨物線が複雑にからみあう私にとって不思議な鉄道地帯で、そのレールの行先がどうなるのかここ本郷台まで探検気分で来たような気がする。ホームの先で「南浦和」の方向幕を掲げたスカイブルーの電車を見送る。ヤードから本線へ入る渡り線が見える。 根岸線本郷台 S49(1974)/8