転轍器

古き良き時代の鉄道情景

ワキ8790


 国道2号線を走行する車内から脇を行くEF58牽引の荷物列車を見る。青や茶色の郵便車や荷物車の規則正しい列にアルミ色の一見貨車のような車輛が連結された編成に目を奪われる。ワキ8000は新製車と貨車のワキ10000からの改造車のグループがあって、参考文献の「荷物車・郵便車の世界ー昭和50年代のマニ・オユの記録ー」(クリエイティブモア刊)によると、ワキ10000からの改造車のナンバーはワキ8750〜8792、ワキ8950〜8965とある。広の管理局標を貼ったこの車はワキ8790と読め、ワキ10000からの改造車ということになる。ワキ10000は黄緑色なので青色に塗り替えられて屋根にベンチレーターが載ると全くの別形式、華麗なる変身といえる。 ワキ8790 広セキ 山陽本線八本松〜瀬野 S54(1979)/2