転轍器

古き良き時代の鉄道情景

オユ122


 昭和50年代始め頃、鉄道模型メーカーの中村精密がプラスティック製の客車キットを出していた。プラの厚みで窓ガラスがレンズのように見えるのを我慢すれば低価格で数を揃えられるのが魅力であった。そのラインナップにオユ12があり深くへこんだ郵便扉の所はプラの厚みが功を奏していた。模型の印象から実物を見ると、屋根の色こそ銀色ではないが独特な深めの屋根のカーブ、なめらかな車体表面、スカスカの床下は実車通りと感心した。 オユ122 門モシ 門郵 鹿児島本線門司 S52(1977)/8