転轍器

古き良き時代の鉄道情景

遠軽


 遠軽は道央と道東を結ぶ結節点、石北本線名寄本線が分岐する鉄道の要衝である。遠軽機関区はD51・9600・DE10・DD15・キハ22が配置され、石北本線名寄本線、渚滑線、湧網線で活躍していた。新旭川からの石北本線北見山地を越えて湧別川沿いを走り、遠軽スイッチバック、進路を南東にとって北見、網走をめざす。網走まで約113㌔。名寄本線石北本線の延長の形でオホーツク海を北上、名寄までは約138㌔もある。写真は北遠軽寄りから見た広い構内を行き来するキュウロクの入換風景で、後方の独特な形の岩山は瞰望岩という名前を後年になって知る。 名寄本線遠軽 S49(1974)/9/12