転轍器

古き良き時代の鉄道情景

DD13249


 手元に昭和43年発行のカツミの鉄道模型カタログがある。経年で色の変わった頁を開くと、「入換用液体式の強力機DD13形ディーゼル機関車」のタイトルがある。以下本文の説明から抜粋。─戦後、アメリカ陸軍が持ち込んだ小型ディーゼル機関車が、国鉄ディーゼル化再出発の契機となり、それまで蒸機の受持ちであった入換を主目的として42年度までに416輛が製造された。19次にわたる一形式400余輛は国鉄でもめずらしい多量同一形式の機関車。第7次111輛目からは馬力アップ、前照灯もシールドビーム埋込みの二つ目となる。燃料制御、空制系統などに新しい試みが見られる新鋭小型強力のディーゼル機関車。─とあり、DD13の知識を得る。カタログのナンバーは264で、非重連形15次形をモデル化とある。15次形は非重連形219〜264と重連形501〜518で、偶然出会ったDD13は249で、これも15次形ということを知る。 DD13249〔茅〕 茅ヶ崎機関区 S51(1976)/2