転轍器

古き良き時代の鉄道情景

信号扱所


 立野駅入口は熊本、大分方の2本の本線が並んで構内に入る配線で、シーサスクロスと呼ばれる両渡り線が組まれていた。その位置に建つ二階建の信号扱所が規模の大きな駅の雰囲気を漂わせていた。ポイントと信号機が多いので駅本屋とは別に施設が設けられているものと思われる。33.3‰の下り勾配をそろりそろりと下りてきた貨物列車は立野構内へ進入。しばし休息の後信号扱所を右に見ながらシーサスクロスを渡り、歩を瀬田へと進める。  豊肥本線瀬田〜立野 S47(1972)/3/29 

 69699〔熊〕の牽く1794レは赤水で宮地行1795レと別府行701D“火の山2号”と交換して山を駆け下りて来た。33.3‰の下り勾配を減速しながらこの先のスイッチバック転向線へと向かう。 豊肥本線立野〜赤水 S47(1972)/3/29