転轍器

古き良き時代の鉄道情景

古レール柵─宮原線


 昭和50年代年末期の宝泉寺駅の様子。気動車がキハ53であったら昭和40年代の景色と言っても過言ではない懐かしい鉄道風景と思える。ここも古レールと古枕木を使った柵が設けられていた。昭和40年代半ばまで貨物扱いがあって、その貨物側線跡の残る構内は上下2線の単純な配線であった。上下線どちらからも発車できるよう出発信号機が2基建っている。「S」の文字が見える発条転轍器はスプリングポイントに設けられる標識ということを鉄道施設の本で知る。 宮原線宝泉寺 S59(1984) /10/8