転轍器

古き良き時代の鉄道情景

公会堂前


 長崎市の繁華街にある公会堂前交差点は路面電車2系統の複線がT字形に交差するデルタ線が敷設されていた。その位置の横断歩道橋から夕暮れせまる長崎市街、諏訪神社方向を見る。ヘッドライトを点灯させたビューゲルの308が接近してきた。 長崎電気軌道公会堂前〜馬町 S63(1988)/1

 ふり返って出島方向を向く。4系統、正覚寺下掲示した309は公会堂前を発車して信号停車。ナンバー横に付けられた尾灯は自動車のテールランプと同じ、赤く燈っている。乗用車やバスのスタイル、街並みの広告看板は今改めて観察すると時の経過を感じずにはいられない。 長崎電気軌道賑橋〜公会堂前 S63(1988)/1