転轍器

古き良き時代の鉄道情景

小海線

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 小海線中央本線小淵沢信越本線小諸を結ぶ78.9Kmの高原鉄道で、C56が牽く通風車や白い冷蔵コンテナが入った短い編成の貨物列車がイメージとして浮かぶ。小海線を訪れた昭和50年はハイカー達で満員になる新宿発EF64牽引の客車列車も健在の時代であった。「日本国有鉄道線路最高地点」の標柱が建つ近くの踏切で小淵沢発小諸行を待つ。八ヶ岳がかすむ朝霧の中を走る気動車列車は高原鉄道にぴったりの構図となった。先頭は前面にナンバーが大きく標記されていたので中込機関区のキハ1035と思われ、この時すでにヘッドライトは2灯化されていた。中込機関区はキハ10・11・52と車体が長いのが特徴のキハ51が配置されていた。 231D 小海線清里~野辺山 S50(1975)/6