転轍器

古き良き時代の鉄道情景

べっぷ3号

f:id:c57115:20190519080022j:plain

 昭和44年の対関西日豊本線の夜行急行は、宮崎系統“日南”、大分系統“べっぷ”で運転されていた。“日南”は寝台1、座席2往復(内1往復は季節)、“べっぷ”は寝台2、座席1往復でいずれも季節列車の設定であった。“べっぷ”は客車2、電車1の内訳で次のように運転されていた。■下り2号上り3号/大阪~大分・佐世保/大阪~門司間“西海”併結■下り3号上り2号/新大阪~大分■1号(475系)/新大阪~大分・博多/新大阪~小倉間“つくし”併結。写真はED7618〔大〕が牽くオハネフ12やスハネ16等12連の“べっぷ3号”で終着駅から基地に回送されるところである。“べっぷ3号”は大分8時07分着。構内の柱時計は8時15分前なので、列車は大分到着後、牽引機もそのまま直ちに大分電車区へ回送するものと思われる。大分電車区へは下郡信号場から入るので豊肥本線下郡(信)~大分間は電化路線となっていた。 回6217レ 大分電車区 S44(1969)/4