転轍器

古き良き時代の鉄道情景

かいもん

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 門司港西鹿児島を結ぶ夜行“かいもん”は昭和43年10月に登場、昭和53年3月までは10系寝台車で運転されていた。夜行急行列車の新しいパターンが53年3月から実施され、20系寝台車2輛+12系座席車5輛の編成に近代化される。ナハネフ22のテールサインは白地に「急行」の2文字だけで間の抜けた感じがしたものだ。ED7687〔鹿〕の牽く102レ“かいもん門司港行 門司 S57(1982)/8/18

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  編成は上り方から⑦ナハネフ22⑥ナハネ20⑤スハフ12④オハフ13③オハ12②オハ12①スハフ12+オユ11+マニ44で、郵便車・荷物車以外は“日南3・4号”と統一されていた。20系と12系の連結面の高さと車幅の違いが模型的に映る。

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 “かいもん”の郵便車と荷物車はオユ14もしくはスユ16とマニ50と趣味誌には記載されていたが、この日はオユ11とマニ44であったと思われる。 マニ442102〔門モシ〕

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  郵便車の運用番号「門郵14」に目が行く。番号で運用区間がわかるのであろうか。「門郵14」は趣味誌に掲載された郵便・荷物列車の編成記録を見ると、汐留~門司や東小倉~宮崎、門司~熊本等を確認することができた。このオユ11のサボ「門郵14」は“かいもん”連結車であれば門司~西鹿児島間の運用車であろうか。  オユ111010〔門モシ〕