転轍器

古き良き時代の鉄道情景

69699

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 緑ナンバー69699〔熊〕が熊本からの貨物列車を豊肥本線全線走破して大分に到着した。到着後すぐ大分運転所に入って向きを変え給水・給炭の後、豊後竹田行748レの機関車となる。 795レ 大分 S44(1969)/3

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 69699〔熊〕が転車台で向きを上り方へ変え後退するところ。豊肥本線の転車台所在地は大分(20m)、豊後竹田(18m)、宮地(18.3m)、熊本(20m)の4箇所であった。 大分運転所 S44(1969)/4

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 9600のナンバープレートはテンダに形式入プレートが付く例が多かったが、69699は4箇所全て通常プレートであった。この日は熊本発宮地・高森行の牽引機のため出区前の準備が入念に行われていた。 熊本機関区 S47(1972)/3/29

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 69699のサイドを見る。パイプ煙突に点検窓のない大形デフを付け、ランボードは空気溜を避けた二段タイプである。運転席下は無造作に点検窓が開けられている。ボイラ周りのパイピングは至ってすっきりしていた。  熊本機関区 S47(1972)/3/29