転轍器

古き良き時代の鉄道情景

早朝の帯広

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 帯広5番線に停車しているのは広尾行の貨物列車のようだ。道外禁止の黄帯を巻いたワフ21000はステップの手摺りは白く塗られている。所属標記は釧オロと読める。後方に煙突が長い二段屋根の矩形庫が見える。 帯広 S49(1974)/9/18

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 朝もやのかかる広い空の下、6時05分帯広発広尾行貨物列車が汽笛一声、見送る駅長を横目に勇躍いざ行かん。1891レ 帯広 S49(1974)/9/18

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 59690〔帯〕の煙突は北海道仕様が施されていないように見える。もしかしたら道外から来たのではと配置表を辿るも道産子罐のようである。帯広は機関区ではなく運転区であった。ワフ21000の煙突が目立つ。 1891レ 帯広 S49(1974)/9/18

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 19671〔帯〕は短い煙突、ランボード一直線は59690〔帯〕と同様である。デフとテンダはゼブラ塗りであった。早朝の帯広は広尾線士幌線の下り貨物があったが、何故か広尾線しか撮影していない。 帯広 S49(1974)/9/18

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 初めて4桁ナンバーのキュウロクを見て歓喜する。4桁機にしてはテンダが前出2輛とちがって旧式ではないのがアンバランスに映る。キャブに密閉用のカーテンが見える。 9654〔帯〕  帯広 S49(1974)/9/18

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 もしかしたらこの編成は士幌線の貨物か、と思ったが9654〔帯〕は動力逆転機が付いて右運転台になっているので入換専用機ではないだろうか。 9654〔帯〕  帯広 S49(1974)/9/18