転轍器

古き良き時代の鉄道情景

行橋機関区のC11

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 昭和44年3月時点で門鉄のC11は門司・行橋・後藤寺・直方・鳥栖早岐・佐々の7機関区に56輌が配置されていた。走行線区は日田彦山・田川・添田伊田・糸田・後藤寺・宮田・上山田・甘木・矢部・松浦・佐世保と枚挙にいとまがない。 C11162〔行〕 438レ 行橋 S46(1971)/4/3

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 添田からの438レが行橋到着。C11161〔行〕は元佐々機関区所属でこの年の春に行橋機関区へやってきたようだ。サイドタンクの振止めアングルは設置されていない。 C11161〔行〕 行橋 S46(1971)/8/10

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 C11197〔行〕牽引の行橋18:49発直方行437レ。 行橋 S46(1971)/8/10

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 C11197〔行〕牽引の添田発行橋行426レ。 田川線油須原~内田(信) S46(1971)/4/3

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 添田行421レ車内から交換待ちのC11163〔行〕牽引の門司港行1424レを撮る。 田川線豊津 S46(1971)/4/3 

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 昭和46年4月現在田川線は6往復のC11旅客が設定されていて、気動車列車は伊田往復があったが、客車は伊田折返しはなく行橋と後藤寺・添田・直方まで直通する運用であった。直方発の伊田線田川線直通の行橋行が香春岳が見える内田信号場近くへ迫って来た。 428レ 田川線内田(信)~勾金 S46(1971)/4/3

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 4次形は戦時設計でかまぼこ形のドームが特ちょうである。 C11294〔行〕 直方機関区 S45(1970)/8/3

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 デフの支柱はランボードからの2本とは別にフロントデッキを結ぶもう1本の支柱が付けられている。またボイラからのステイは二股に分かれるタイプで独特のスタイルをしていた。 C11349〔行〕 行橋機関区 S45(1970)/8/3

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 昭和44年時点では直方機関区の配置になっていたC11302は昭和46年の訪問時、区名札差しには「行」が入っていた。 直方 S46(1971)/8/10

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 熊本で会ったC11257を行橋で撮っていた。昭和44年時点では佐々機関区の配置で以後、早岐、熊本と転属し最後は行橋で迎えたようだ。熊本時代の架線注意標識はそのまま付けられていた。 行橋機関区 S49(1974)/5/2