転轍器

古き良き時代の鉄道情景

高円寺

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 高円寺の緩行線ホームから快速線ホームを望む。御茶ノ水から三鷹までの複々線は線路のひねりが入った御茶ノ水が方向別でそれ以外は線路別複々線であった。ちょうど上り東京行と下り豊田行のオレンジバーミリオンの電車が並んだところであった。101系と103系外観の見分けは電車に詳しい遠方の友から教わって何とか理解できるようになった。前面窓縦方向の長さが長い東京行が101系、窓縦幅が短く何となく締って見える顔の豊田行が103系と思われる。 中央本線高円寺 S53(1978)/2

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 高架複々線はさまざまな車輌が行き交った。10輌編成の101系・103系を始めとしてアルミの301系営団地下鉄東西線5000系、長距離列車115系165系・183系、臨時夜行客車、EF13・EF15貨物列車等バラエティに富んでいた。なかでも165系急行“アルプス・こまがね”は松本方面先頭にクハ165が連続して連結され、この珍しい編成を撮りたくて試みるも失敗に終わった苦い思い出がある。 中央本線高円寺 S53(1978)/2