転轍器

古き良き時代の鉄道情景

高鍋

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 早朝、夜行急行“みやざき”を高鍋で下車。憧れのハドソンC61の牽く貨物・旅客列車を撮ることはできたが、露出不足と突然の降雨で残念な釣果となった。高鍋を後にする時にやって来たのはこの日初めて会うC57であった。C57199〔宮〕は大分電化で南進した元大分運転所所属の1輌。190番台の4次形はボイラやデフ、給水温め器の印象が大きく異なり、特に箱形のテンダは異形式を思わせる風格があった。 537レ 日豊本線高鍋 S47(1972)/8/10

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 駅北側をさまよっているうちに上り列車は発車してしまった。場内信号機は副本線があって2基建っている。貨物側線は飼料の積卸し設備がありクリーム色のホキ2200が停まっていた。C6128〔宮〕はドラフトとドレンを辺りに轟かせて接近して来る。 2560レ 日豊本線高鍋 S47(1972)/8/10

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 C6118〔宮〕の牽く延岡発南宮崎行535レ 日豊本線高鍋~日向新富 S47(1972)/8/10

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 高鍋駅手前の小丸川橋梁は805mあり日豊本線では最長で、昭和36年にコンクリート橋に架け替えられている。ハドソンC6119〔宮〕は重量級のタンク車とホッパ車を連ねた編成を牽いてゆっくりと迫って来た。 3589レ 日豊本線川南~高鍋 S47(1972)/8/10

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 小丸川で撮った3589レは高鍋で停車する間にもう一度撮ることができた。次位の車掌車ヨ5000は盛岡局配備を示す「盛」の標記が見え、機関車C6119も元盛岡鉄道管理局の罐で偶然の並びが見られた。 日豊本線高鍋~日向新富 S47(1972)/8/10

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 編成前寄りは高鍋の入換で若干変わっている。3589レは激しい雨の中、海岸の松林に沿って去って行く。 日豊本線高鍋~日向新富 S47(1972)/8/10

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 駅構内南側はまるでスイッチバックのような引上線もしくは専用線が延びていた。レールを見ると枕木押えから犬釘がとび出ている。構内はずれののどかな風景を見たような気がする。 高鍋終点方  S47(1972)/8/10