転轍器

古き良き時代の鉄道情景

宮崎構内入換風景

 駅北側の跨線橋から活気ある構内を見物する。貨物ヤード・駅・機関区・客車ヤードが一望できた。手前の貨車が雑然と並ぶさまはさしずめ貨物荷捌き所と呼べるような時代を感じる旧態な風景に見える。C56が忙しそうに入換に励んでいる。 宮崎 S47(1972)/1/5

 形式入ナンバープレートを付けたC5749〔宮〕と会う。機関区へ入るのに転線している。 宮崎 S47(1972)/1/5

 到着したDF50とC57117〔宮〕が手をつないで機関区へ向かう。 宮崎 S47(1972)/1/5

 D519〔延〕が機関区から出て来て転線、1番ホームと2番ホームの間の中線に留置された上り貨物列車の先頭に向かって、あみだくじのような複雑な分岐を繰り返す。 宮崎 S47(1972)/1/5

 日本通運と標記された頑丈な倉庫の前にポツンと置かれたワムの光景は古き良き時代の鉄道情景として目に映る。これでもかと網の目のように敷きつめられた貨物側線の様子が捉えられていた。手前は貨車入換と客車入換が輻輳する。 宮崎 S47(1972)/8/10

 C6128〔宮〕は到着したばかりの貨物列車の入換を始めた。緩急車はボギーのワムフ100で日豊本線南部で運用されていた。となりの客車編成は南延岡行でC61119〔宮〕がホームに押込むところ。2輛のC61が入換を行うなんとも贅沢な光景であろうか。 宮崎 S47(1972)/8/10

 16時前後の宮崎駅のホームを遠望すると、3番ホームからC6119〔宮〕率いる南延岡行534レが発車する。2番ホームには西鹿児島めざす7レ“富士”のナハネフ23が見える。1番ホームのキハ58系は吉都線肥薩線経由博多行1114D“えびの3号”と思われる。 宮崎 S47(1972)/8/10