転轍器

古き良き時代の鉄道情景

オヤ3121

 建築限界測定車オヤ31は「国鉄客車・貨車ガイドブック(誠文堂新光社/昭和49年4月刊)」によると7輛あり、戦前製の客車を改造して札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・門司に配備されていた。門鉄局のオヤ3121の前身は、CTS連合軍民間運輸局が作らせた密閉式展望室・会議室・調理室・寝台設備のある特別職用車とのこと。昭和29年に建築限界測定用腕木を付けられてこの姿になったようである。門司港に立ち寄った際、不思議な車輛を発見してスナップしておいたものである。端面の縦長3枚窓は展望車の顔を彷彿とさせる。 オヤ3121〔門モコ〕 門司港 S62(1987)/6