転轍器

古き良き時代の鉄道情景

馬町交差点の諏訪神社前電停

 馬町交差点から諏訪神社前電停を見る。歴史ある街は「馬」のつく地名をよく耳にするが、その昔、街道を行く馬の手配をしたのが由来とか。3系統赤迫行の300形305が交差点内の直角カーブを進む。

 蛍茶屋から公会堂前、西浜町を直進し、築町で分岐して石橋に向かう5系統200形216が行く。少し上り坂になっているように見える。

 5系統蛍茶屋行200形207が諏訪神社前に入る。黄色い行灯風の電停板が神社最寄りを表しているように見える。交差点脇でのわずかな時間の電車見物は、新しく導入された軽快電車とは会わず、冷房装置は載っているものの旧形車ばかりが来てくれて幸運であった。 長崎電気軌道諏訪神社前 S63(1988)/1