転轍器

古き良き時代の鉄道情景

釧路車輛管理所

 観光旅行で宿泊したホテルの窓から汽車の見える不思議な光景にカメラを向けていた。根室本線を東進して釧路駅に入れば構内手前の未知なる分岐に気づいていたかもしれないが、空路釧路空港から釧路市街地に入ったので部屋の窓から見える景色は謎であった。ネガに刻まれた場所は、幾年月を経て国鉄釧路工場改め国鉄釧路車輛管理所の構内であることがわかった。

 保健車は職員の巡回診療や保健検査に使用する車輛で各地を巡回するものと思われる。スヤ422〔釧クシ〕は昭和54(1979)年にスハ432014から改造され、昭和61(1986)年まで使われた模様。

 スヤ421〔釧クシ〕は昭和37(1962)年にマロネ405から改造されて昭和61(1986)年に廃車されている。

 左から操重車ソ160とブームを載せる操重車控車チキ1037、救援車スエ3020〔釧クシ〕、白帯と救援車標記のワム75331(形式ワム60000)。後方はキハ22と思われる。貴重な車輛が並んだ場面を捉えたカラーネガは経年でカビに侵され、退色が進んでいた。

 DE101655〔釧〕が顔を出していた。釧路機関区はDE10・DD13・DD14・DD15・DD16・DD51を擁する一大拠点で、広範囲に渡って運用されていた。

 釧路車輛管理所 S55(1980)/3/17