南国では見ることが無くて憧れていた積雪の景色とオホーツク海流氷の様子を見たくて道東の地を訪れる。網走番外地から石北本線旅の始まりの僅かな時の構内風景を懐かしむ。

網走駅本屋寄りホームから石北本線上り遠軽方を見る。腕木式の出発信号機が3基構えている。右端2連は石北1番と湧網線中湧別方0番、左2基は石北2・3番の出発を現示する。

スハフ42519〔札サウ〕の号車札は「8」が入っている。札幌発網走行“大雪9号”は札幌発車の際は12輛編成で、マニとスユニを除いて旅客車10輛で仕立てられていた。9・10号車は北見で切り離され、網走到着は8号車が最後尾となり、その様子を捉えていたようだ。札幌発517レ、北見から普通列車1527レとなる。

積雪で明るく反射する駅名標。石北本線側は呼人(よびと)、釧網本線側は鱒浦(ますうら)と記されている。網走からは石北本線で旭川まで237.7Km、釧網本線で釧路まで169.1Km、湧網線・名寄本線で、中湧別まで89.8Km、名寄まで211.7Kmと3方向に鉄路が延びている。

函館運転所キハ80系7輛編成の網走発函館行特急“おおとり”が1番線で待機している。石北本線は遠軽で進行方向が変わり、旭川からは函館本線を、札幌で再びスイッチバックし千歳線、室蘭本線、函館本線をひた走る。網走発9時、函館着19時の所要約10時間、約700Kmの長旅が始まる。 網走 S55(1980)/3/18