
中津川~長野間の電化で特急“しなの”は電車381系6往復、気動車キハ181系2往復の計8往復で運転され、気動車1往復は大阪まで足を延ばしていた。
大阪発長野行“しなの5号”は雪景色の東海道本線を行く。時刻表の編成表では食堂車欠車の9輛編成となっていたが、写真は8輛なので1輛減車で運転されていたのかもしれない。 4011D 東海道本線柏原~近江長岡 S49(1974)/12 写真:HAYAさん
エル特急“しなの”の名古屋~長野間(252.3Km)の所要時間を381系とキハ181系で比較してみると、381系で約3時間20分、キハ181系で約4時間を要し、約40分の差は歴然としていた。勾配と曲線通過に強い振り子式電車の所以であろう。
電車の必要輛数が揃うまで電車と気動車で運転された例は日豊本線の“にちりん”でも行われていたことが浮かぶ。上記区間と同様な距離、小倉~延岡間(256.3Km)で比較してみると485系で約4時間10分、キハ80系は約4時間20分でその差は僅少であった。
こうしてみると振り子式381系の威力はすごいものだと感じることができる。“しなの”は昭和50(1975)年3月改正で、にちりんは昭和55(1980)年10月改正でそれぞれ電車運用に統一された。