転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

豊後森発大分行

平坦な大分平野にあって木々に囲まれたあたかも山間部のような雰囲気の、まるで分水嶺を行く構図は朝の通勤列車、豊後森発大分行623レである。平坦区間にもかかわらずD6062〔大〕は美しい化粧煙突から紫煙を上げ、ドレンをなびかせてやって来た。終着まであ…

つわの2号

山口線の優等列車は陰陽連絡特急の“おき”3往復と小郡〜浜田・江津間急行“つわの”2往復が設定されていた。小郡発浜田行“つわの2号”は船平山まで上り勾配を喘ぎ、山口・島根県境1055mの白井トンネルを過ぎて盆地の津和野へと下りにかかる。 501D 山口線船平…

祇園橋

熊本駅から通町筋にかけての熊本市電は碁盤の目のような道路の形状に沿って右に左に直角状のカーブが続く。呉服町方からのカーブにさしかかる1090形は屋根上に大きなクーラーを載せ、「冷房」の2文字を誇らしげに掲げていた。撮影時の祇園橋界隈は古い家屋と…