転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大分運転所のDF50

日豊本線はトンネルの多さと急勾配の連続で九州ではいち早くディーゼル機関車が投入された線区である。昭和33年には大分に姿を見せ試運転を始めている。本格的配置は昭和34年の新製車7輛で始まり、漸次35年6輛、36年3輛、37年1輛と増備され17輛までになった…

大淀川

パシフィックとハドソンが生息する南国宮崎へ赴く。当時の趣味誌の影響で“宮崎へ行ったら大淀川とフェニックスは欠かせないポイント”として大淀川河畔へ引き寄せられたような気がする。 昭和47年初頭、大淀川橋梁に架線柱はまだ建っていない。曇り空の下、南…

20系“富士”15輛編成

日豊本線寝台特急の歴史は昭和38年6月、“みずほ”の附属編成に簡易電源車マヤ20を伴っての大分乗入れで始まる。翌39年10月、“みずほ”の大分編成が単独運転となって東京〜大分間“富士”が誕生、晴れて基本編成が大分入りする。40年10月は大分〜西鹿児島間が延長…

78684

78684〔大〕は前照灯を装備しない入換専用機。機関車の系譜図4(臼井茂信著/交友社/昭和53年11月刊)に昭和42年当時のこの機関車の写真が掲載されている。煙突は美しい化粧煙突の姿で、パイプ煙突に交換されたのはこの後と思われる。前照灯はこの時すでに標…