転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

札幌

当時の札幌市は人口約120万人の大都市で、その玄関口の札幌駅は鉄筋5階建の威容を誇っていた。駅前に出て儀礼的に撮った唯1枚のスナップは遠いあの時代の良き思い出となった。 札幌 S49(1974)/9/16 「弘済会の道内時刻表」の札幌駅案内図。国鉄バスのりばの…

かむい7号

北海道の交流電車711系は昭和43年小樽~滝川間電化開業の際に登場している。試作の2輛ユニットからクハ711+モハ711+クハ711の3輛基本編成となり、421系と同じ塗色は近郊形のようで車内はデッキを備えた急行形の構造であった。小樽・札幌と旭川を結ぶ急行“…

国鉄 旅情かきたてられるキャッチコピー

国鉄に憧れたあの時代、たぶん駅の旅行パンフレット等が並べられたコーナーに、国鉄をPRするA4サイズのリーフレットが置かれていたと思われる。ビジュアルに魅かれて手にしたのであろう。大切にファイルしていたのを発見した。古き良き時代の国鉄を思い出し…

さいはての貨物列車

宗谷本線抜海~南稚内間は夜行“利尻”に乗って必ず立寄るべき所として決められていたような、そんな撮影地であった。南稚内から数人でタクシーに同乗してこの場所に来たように記憶している。北海道プロポーションのキュウロクが荒涼とした台地を駆け下りてき…

天塩中川

天塩中川は旭川から約161㎞、音威子府からは4つめの駅で天塩川中流域の木材集散地に位置する。夕方の上り貨物列車と下り旅客列車の交換を撮る目的でこの駅に降り立ったと記憶している。静かな山あいの駅に貨物列車が先に到着、旅客列車はあわただしく出て行…

DF50ー昭和40年代後半の日豊本線ー

日豊本線上り1本だけの本線通しの長距離鈍行が健在であった。西鹿児島5:11発、大分16:03着16:20発、門司港21:02着で日豊本線全線(一部鹿児島本線含む)476.9㌔を16時間かけて走破する壮大な行路であった。かつての540レのなごりでDF50重連の仕業は続いてい…