転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

SLやまぐち号 C571

思わぬところにアクセントがある「おいでませ山口へ」の独特な山口弁の語りが耳に残っている。山口線蒸機復活運転は梅小路蒸気機関車館のC571が走ることを知り4年ぶりに山口線を訪れた。集煙装置を装備し、赤色の形式入大形プレートを付けたC571は思った以上…

オヤ3121

建築限界測定車オヤ31は「国鉄客車・貨車ガイドブック(誠文堂新光社/昭和49年4月刊)」によると7輛あり、戦前製の客車を改造して札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・門司に配備されていた。門鉄局のオヤ3121の前身は、CTS連合軍民間運輸局が作らせた密閉…

客車列車 昭和53年頃

今振り返ると昭和53年頃は機関車の牽く客車列車は当たり前の時代、旧形客車だからと意識して撮るようなことはなかった。オハ35やオハ47等を連ねた客車列車は普通に走っていた。しかし九州はこの年から筑豊本線を手始めに50系客車が投入され、その後各地に新…

スハフ36と細島線客車列車について

昭和45年3月、大分構内で客車入換を撮った写真に不思議な客車が写っていた。車体は狭窓の並ぶスハ32で、足回りは近代的なTR47系を履いている。平成時代にネガスキャンしたあたりからずっと気になっていた。「鉄道ピクトリアルNo.777(平成18年7月号)」はスハ3…

大井町界隈

東上するブルートレインのトップバッターは“出雲”。EF65539〔東〕が牽く20系12輛編成が通る。 2002レ 東海道本線品川~川崎 S49(1974)/10/24 再度訪れた時は“出雲”の編成は24系に変わっていた。 2002レ 東海道本線品川~川崎 S51(1976)/3/22 続いて西鹿児島…

C5557

日豊本線で運よくC55と会う。C5557とは昭和45年夏に若松機関区庫内で、昭和46年夏筑豊本線で会ってこの時が3度目であった。筑豊の時は気づかなかったが煙突と給水温め器に装飾が施されている。逆に筑豊で見た時は付いていたリンゲルマン濃度計は外されて煙突…

C57の牽く貨物列車

昭和40年代、私の中学生時代の感覚では本線と名のつく路線の機関車は、旅客はC57、貨物はD51という勝手な思い込みがあった。関西・紀勢・山陰・鹿児島・長崎・日豊の各本線がそうであった。またその形態が本線の貫禄というものであろうと思っていたが、実は…

C5692 宮崎構内入換

夜行列車で宮崎駅に降り立った時は夜明け前、向かいのホームから単機のC56が勢いよく飛び出して行った。妻線仕業に佐土原へ向かったものと思われる。明るくなって構内外れに来るともう1輛のC56が入換をしていて、この時宮崎機関区は2輛のC56が配置されていた…