転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

起行貨物駅

後藤寺を出て勾配を下り1㌔も走らないうちにまたヤードが開けてくる。起行貨物駅である。ヤードに溜まる貨車はまばらで、まわりの雰囲気から全盛時代の使命は終えた貨物駅の印象であった。開業は明治30年10月で、豊州鉄道が今の後藤寺線となる起行までを初め…

船尾の印象(2)

船尾駅日鉄鉱業の専用線は本線からスイッチバックする形で弧を描くように敷かれている。遠くで発破の音が聞こえ、近くではベルトコンベアのモーターの音が鳴り響く、とても騒々しい構内であった。白い粉でウエザリングされたセキ6000や独特なスタイルの日鉄…

船尾の印象

船尾は昭和47年春に初めて通った際、車窓から見た工場内の光景が焼きついて忘れられず、翌48年に引き寄せられるように再訪した感動の地であった。上写真は再訪時の船尾の印象、下写真は47年、新飯塚発後藤寺行529D車内からの船尾の第一印象である。船尾は想…

タキ5750

かつて無造作に撮ったタンク車で形式タキ5750の写真が2枚出てきた。車体標記の濃硫酸はどのような用途があるのか「プロフェッサー吉岡の私有貨車セミナー」(レイルマガジン連載)で確認すると、肥料・繊維・紙パルプ・食品・金属精錬等に使用されるとのこと…