転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

東小倉界隈

鹿児島本線門司〜小倉間は門司操車場や東小倉貨物駅があって多数の線路が収束することなく続く楽しい区間である。その線路沿いの海側を併走する国道199号線を通る車中から、鹿児島本線とは関係ない位置に線路が敷かれているのに気づく。思わず立寄ってみると…

450立方呎

78684〔大〕はテンダに優雅なローマン書体の形式入プレートを付けていた。テンダの輪郭と整然と並ぶリベットの列が老機関車の貫禄を醸し出している。ナンバープレートの下にある「450立方呎」の文字が浮き出たテンダ形式のプレートに目が奪われる。後年調べ…

D519のテンダ

転車台から延びる機留線にD519〔延〕がテンダを見せて待機している。テンダ形式プレートは拡大すると「12-17C」(?)のようにも読める。通常D51のテンダは8-20形式で、C55全盛時代に行われたテンダ振替の名残りなのか、と思ってしまう。C55の日豊本線通…

石炭列車

田川線は当時の撮影ガイド本に「石炭列車が走る…」と紹介され、それを読んでこの地を訪ねる。次々とやって来る石炭車を連ねた編成は、よく見ると石灰石やセメント用に改造されたセラならぬホラという形式が連結されていて、石炭よりも石灰石の方が輸送量は多…

立野

C12222〔熊〕が高森から牽いてきた混合列車の客車を開放して貨車の入換を行っている。高森からの貨車は立野で豊肥本線に中継される。熊本機関区には高森線仕業に2輛のC12(222・252)が配置されていた。C12222の前照燈はシールドビームで南延岡のC12とは…