
扇形庫1~3番は宮原線仕業の気動車が占有する。左からキハ20444〔分オイ〕、キハ2069〔分オイ〕、キハ0742〔分モリ〕。 S44(1969)/4/10

扇形庫には救援車の他に68660〔森〕と78625〔森〕がテンダを背に向けて控えている。 S44(1969)/7/27

12線のコンクリート製扇形庫。庫には宮原線仕業の気動車と救援車と無蓋車、久大本線運用の8620が納まっている。転車台脇に見える「危険」と標記された塔は「安全の鐘」とのこと。現場で朝礼や作業前などに安全に対する意思統一で鳴らされ、無事故、ゼロ災害を誓い合うシンボル的な鐘と聞いた。

3番線と4番線の間は衝立で仕切られている。5番線はスエ3118もしくはスエ3135と思われる。転車台は桁の上に線路がある上路式で、線路間は複雑な動きをする鎖錠装置が見える。櫓の両端は「安全第一」と「連絡確認」が掲出されている。 S44(1969)/7/27

豊後森機関区唯一のC11のバックビュー。3輛のC11はキハ07投入でC11191〔森〕だけになる。

「森」の区名札が輝かしい。サイドタンク振止めのアングル材が取付けられている。

78627〔森〕のプレートと標記。 大13川船/S/積8.0空6.0/42-8小倉工

豊後森駅は久大本線上下本線と副本線、副本線は宮原線も発着し、その外側に上下貨物線がレイアウトされている。場内信号機は上下線に各3基が建つ。豊後森機関区は転車台から機回し線に接続する機関区本屋側2線の間にかなり大きな規模の給炭台が鎮座している。台の高い位置に設置された荒縄で頑丈に巻かれたスポートが印象的であった。そしてその2線を跨ぐ形で左右対称に柄が伸びる形の良い給砂塔がそびえていた。

転車台から延びる2線の給炭線を跨ぐ「自分を大切に」の安全標語を掲げた給砂塔。給炭台脇にはコンクリート脚で円錐形の屋根が付いた水タンク。右に見える建物は砂乾燥小屋。蒸気のもれる音が聞こえてきそうな機関区風景が描写されている。手前の箱庭風には緑十字と社があしらわれて安全の姿勢が感じられる。 S44(1969)/7/27

機関区本屋前の大規模な給炭台。転向の後、給炭台に機体を寄せるD6069〔大〕。両側にスポートが備えられている。 S44(1969)/7/27

給炭2番線で憩う下り方を向いたD6061〔大〕。低い位置から眺めるとボイラがやけに太く見える。後方水タンクはパイプが数本屋根の上まで延びている。 S44(1969)/4

給炭2番線で憩う上り方を向いたD6071〔大〕。機関区建屋の大きさに圧倒される。 S44(1969)/4
写真:小川秀三さん