転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

車掌車 ヨ

貨物列車の編成の前後に付いていた車掌車や緩急車はとても魅力的であった。機関車メインの写真なのでそれらは写ってはいるが、どれも小さくて外形は皆同じように見えたものだ。改めて振り返ると形式ごとに様々なバリエーションがあったようで、車掌車(緩急車…

豊州路の汽車電車

蒸機時代、豊後森から日田へ向かう夕方の区間列車があった。趣味誌で見たその列車はD60+8620+客車2輛+貨車のまるでメルヘンの世界のような光景で印象に残っている。そのスジはディーゼル化されることなく50系客車でこの時も連綿と続いているようであった…

相知炭坑貨物駅

昭和58年6月に小学館から刊行された「国鉄全線各駅停車10九州720駅」の巻末綴じ込みに廃止停車場一覧表が載っていた。地図には載らない自分の知らない駅や信号場が多数あって興味深く見入っていた。目に留ったたくさんの気になる駅のひとつが唐津線の相知炭…

唐津線と筑肥線の立体交差

佐賀と唐津を結ぶ国道203号線を唐津方面へ走って行くと、相知市街地を抜け、松浦川を渡った辺りから始まる不思議な鉄道風景に目を奪われる。並行して走る唐津線が松浦川をトラス橋で渡ると、それよりも高い位置を通る線路敷らしきものが目に入る。回り込んで…

富山地方鉄道射水線

富山地方鉄道射水線八ケ山駅は始発駅の新富山から2つめ、高山本線と北陸本線を跨いだ先にあり、ホームから階段を昇って少し高い位置に三角屋根の、まるでおとぎの国のようなかわいい駅舎が建っていた。 射水線八ケ山 S51(1976)/9/15 宿でくつろいでいると列…

クモハ42005

宇部・小野田線の旧形国電は105系によって新性能化されたことを趣味誌の便りで伝え聞いていた。小野田線の本山支線は単行運転が行われていたので両運転台のクモハ42が残っていたと思われる。所用で山口に行った帰り、宇部新川へ遠回りした甲斐があって運良く…