転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

両郡橋

湯けむりたなびく別府の町並を背景に大分駅前行が両郡橋電停を発車する。別府市街からの複線の軌道線は両郡橋からかんたんまでの海岸線は単線に変わる。150形161号はタブレットを受け取って単線区間を進む。 大分交通別大線両郡橋 S47(1972)/4

ギーゼルエジェクタ

紅葉山駅で出会った精悍ないでたちの機関車はギーゼルエジェクタ装備のD51だった。初めて見る変わった煙突に圧倒される。紅葉山は貨物ヤードを備えた大きな駅で、本屋からホームまではかなりの距離があって何本もの側線を渡って上りホームにたどり着く。そ…

日南2号

DF50553〔大〕牽引の1207レ“日南2号” 大阪発宮崎行寝台急行“日南2号”が停車駅南延岡で小休止、ここでDF50重連の西鹿児島発門司港行長距離鈍行530レを待ち合せる。南延岡駅構内は煤でくすんだ跨線橋、上下線の機関車停止位置の給水塔、画面左奥に見える構…

梅田貨物駅

新大阪から東海道下り緩行線に乗って車窓を観察すると、3本の複線が通っていることがわかる。淀川に3列のトラスが架かっていて川を渡り終えると1本の複線は車窓から遠ざかって行き、大阪構内へは複々線で入って行く。あの線はどこへ行くのだろうかと疑問を抱…

キュウロク…2輛

駅から線路端を歩いて長い編成が収まる高い位置を探していた。背後から汽笛の音が聞こえる。思わず振り向くと足元のレールには車輪の振動が伝わってきてまるで怪物が早足で迫って来るような切迫感を味わう。犬走りの脇に寄って遠慮がちに構えた構図はあせっ…