2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
58652〔大〕は昭和45年1月に廃車されているので稼働中の写真は昭和44年に撮ったわずかばかりである。まともな写真が撮れないまま廃車となり残念であった。大分運転所側から牽き出してきた車輛は冷蔵車と客車が連結されて、前記事記載の入換区分「中入換」で…
大分構内の入換専用機78684〔大〕は動力逆転機を装備した右運転台に改造された機関車であった。大分市G鉄さんより、78684のことについて分鉄局OBの方に聞いた話からその詳細を知ることになった。G鉄グラフィティでは「ある機関士の独白」として連載されてい…
西鉄甘木線にキハ07を短くしたような電車が走っていたのは知っている。撮りに行きたいとは思っていたがいつの間にか姿を消していた。 西鉄甘木駅は甘木鉄道甘木駅の目と鼻の先にあった。沿線は宮の陣や五郎丸、本線の花畑など流線形の電車に似合った名前の駅…
直方駅勝野寄りに構内を見渡せる「御館橋」という跨線橋があり、ここは絶好の撮影場所であった。機関区の扇形庫脇に信号扱い所があり、「〇〇列車接近!」など通信の音声が聞こえる不思議な場所でもあった。そんななか、列車番号は聞きとれなかったがD6046〔…
筑豊本線上り列車の車窓から3番線に停車する上山田線の列車が見えた。機関車は半年前に直方に来た、久大本線最後の罐、D6065〔直〕で門ワカのオハフ61を従えていた。上山田線は4往復の客車旅客があり、上り飯塚方面は全て朝に集中していた。バック運転得意の…
昭和50年春、紀勢本線は御坊で下車し、DF50やキハ81を撮影した記憶は残っている。そのネガに3コマだけ濃い茶色とクリームのバケットカーが写っていた。まぎれもなく自分が撮ったものだが記憶に残っていない。当時は国鉄線に興味があってこのような地方鉄道に…
甘木線は太刀洗の陸軍飛行場への物資輸送のため急きょ建設され、昭和14年4月に開業している。終点の甘木駅は軍事、工場物資の輸送で広大な構内が広がっていたと聞く。飛行場跡地はその後キリンビール福岡工場が建設され、原料と製品輸送で貨物輸送は活況を呈…