転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

江ノ島鎌倉観光500形

何ともかわいい丸っこい電車を撮っていた。鎌倉大仏を見た帰りのスナップと思われる。江ノ島鎌倉観光の500形は連接車で502+552と501+551の2編成があったようだ。大きなパンタグラフとローマン書体の切抜きナンバーが印象的。 屋根と車体裾のゆるやかな線、…

山手貨物線巣鴨

大都市の真ん中に旅客と貨物を扱う「鉄道全盛期」を思わせる駅風景がまだ健在であった。巣鴨は貨物ヤードがあって山手線電車の車窓から滞留する黒い貨車を見ることができた。貨物本線の複線の他に側線があってワラやワムが列を成している。手前の引込線には…

下関運転所

関門エリアは車輛基地や操車場、複雑な線路配線が織りなす魅惑の鉄道地帯であった。乗車列車上りでは関門トンネルを抜けて運河を渡る高架線から、下りでは下関駅発車と同時に地平に広がる車輛基地と貨物ヤードが俯瞰できる胸躍る車窓が展開していた。青い機…

下関 昭和49年5月

EF651000番台とはこの時が初対面であった。九州ブルートレインは専ら東京機関区の受持ちと思っていたが、撮影時は下関運転所のEF65500番台、1000番台ともに東京組と共に運用されていたようだ。EF651050〔関〕が20系“あさかぜ51号”を牽いて6番線に入って来た…

飯田線小坂井

EF10のラストナンバーであるEF1041〔豊〕が短い編成を連れて小坂井に入って来た。駅長が出迎えている。飯田線の貨物列車はEF10がED17・18・19を置換えて豊橋~飯田間を、飯田~辰野間はED61改造のED62が使われていた。 飯田線ではEF1020とEF1041の2輛と会っ…

豊橋発豊川行827M4輛編成

豊橋発豊川行4輛編成が小坂井に入って来た。前寄り3輛は外観の異なる2扉車で、初めて見る飯田線の旧形国電はとても新鮮に映ったものだ。3扉や2扉車が混在する編成の組み方は通勤形や近郊形、急行形が入った気動車編成と似ていると思った。 飯田線小坂井 S51(…

豊川放水路右岸から

早朝の東海道本線は貨物列車が次から次へとやって来る。EF65117〔稲二〕牽引の下り貨物が豊川放水路橋梁を渡る。 東海道本線豊橋~西小坂井 重量貨物の先頭に立つのはモンスターEH10が良く似合う。EH10 64輛は稲沢二区と吹田二区に配備されて東海道・山陽本…

早朝の豊橋平野

「さんすうちい(347M)」と呼ばれた大垣夜行を下車、夜明前に着いたのがここ、豊橋から西へ数キロの所、東海道本線と飯田線が並んで豊川放水路を渡る場所であった。何とも不思議なことに飯田線の線路を名古屋鉄道の特急電車が走っているのには度肝を抜かれた…