転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小倉日記

小倉駅はかつて現在の西小倉駅のところにあった。鹿児島・日豊両本線の列車が相互折返しができる配線に改められ昭和33年3月に現在地に移転した経緯がある。筑豊へ、門司港へ、日田彦山線へ、本州方面への乗換え待合せ時間で列車を撮っていたので時系列でふり…

国鉄軌道バス 由布院にて

豊肥本線内牧駅で見た国鉄軌道バスと全く同じクルマを「由布院駅の側線で見た」と由布院電吉さんから一報があり画像をお借りした。国鉄時代での撮影なので現役の姿かもしれない。ドローバー風の連結棒でトロッコをつないでいる。改めて『保守用車総合データ…

国鉄軌道バス(ダイハツライトバス)

豊肥本線内牧駅の貨物側線に置かれていた「怪しいモーターカー」について、WEBサイト『保守用車総合データベースMCDB』を線路端さんから案内された。それによるとこのクルマは国鉄が開発した軌道バスで、ダイハツライトバスをベースにしたとの事であった。車…

内牧

阿蘇谷の豊肥本線は立野から外輪山の切れ目を33パーミルで這い上がると赤水から宮地までは比較的緩やかな道となる。赤水・市ノ川・内牧・阿蘇とカルデラの北側を進む。視界に広がる大パノラマの外輪山と雲に霞む阿蘇五岳の雄大な景色が楽しめる。 新しい色に…

文通の写真から 名古屋市電

尾張名古屋の市電は京都に次いで日本で2番目の路面電車で、東京、大阪と並んで大規模な路線網が張り巡らされていた。地下鉄工事のため昭和36年頃から一部路線の休止を皮切りに、昭和38年から49年にかけて段階的に廃止されたようだ。手札サイズの写真に刻まれ…

文通の写真から 鹿児島機関区

鹿児島本線のC61は全機(12・13・14・31・32・33)鹿児島機関区に配置され、熊本~鹿児島間で活躍していた。この時奥羽本線のC61は6輛(2・18・19・20・24・28)が秋田~青森間で運用されていた。鹿児島電化が成った昭和45年10月は鹿児島の6輛は廃止されてしまっ…

急行日田・はんだ

由布院発門司港行上り急行“はんだ”4輛編成が玖珠盆地を快走する。前2輛はキハ58 800番台、後ろはキハ66+67ユニットの組合せであった。撮影時の配置表で直方気動車区を見るとキハ58 800番台は8(801~808)輛、キハ66・67は15(1~15)ユニットが配置されていた…

行橋で会った9600

小倉工場から全検出場したばかりの時に遭遇した。黒光りするサイドビューに圧倒される。 19626〔行〕 行橋機関区 S45(1970)/8/3 末広がりのパイプ煙突はキュウロクには似合わない気がする。LP403形前照灯も大きいので重たく見える。艶々のボイラ周りはさまざ…