転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

湯田中慕情

出張で訪れた湯田中温泉街、目と鼻の先に長野電鉄湯田中駅があり、記念撮影ができないまま長野紀行は終わってしまった。線路端さんから同時期に湯田中駅で撮った写真があるとの連絡をいただき、見果てぬ夢に終わった湯田中の情景に慕情を抱く。 湯田中駅へは…

長野電鉄

平成10年代、出張で複数の会社所属の数名からなる一行に加わり2泊3日で長野県を縦断した。行きは軽井沢まで、帰りは長野から東京まで、まだ「長野行新幹線」と呼称されていた“あさま”で往復した。団体行動なので鉄道風景にカメラを向けることは遠慮し、残念…

文通の写真から 各地の機関区で

48635〔奈〕 奈良運転所 S45(1970)/2/15 撮影:MURAさん 所蔵:転轍手 形式入プレートがひときわ目を引く48635〔奈〕はゼブラ模様の警戒色が施されているので入換機だろうか。給炭設備は容量の大きい石炭槽とガントリークレーンの組合せで威容を誇る。後方に…

文通の写真から 北恵那鉄道

岐阜県の地図を見ると、南は濃尾平野の平地が広がる一方、北と東西で接する県境は山地、山脈が連なる山々に囲まれた山岳県ということがわかる。北恵那鉄道は県南東部に位置する中央西線中津川駅最寄りの中津町から木曽川の支流、付知川に沿って下付知に至る2…

金田と伊田で会った9600

ランボード一直線の端正なプロポーションに見える49688〔直〕の左サイド。コンプレッサーとエアータンクはバランス良く並ぶ。モーションプレートからのラジアスロッドが忙しく動く光景が目に浮かぶ。 赤池~金田 S48(1973)/3/31 49688〔直〕のすっきりとした…

直方で会った9600

いかにも筑豊の機関車といったプロポーションのキュウロクと会う。継足しの長い化粧煙突、がっちりとしたボイラとはアンバランスに映る扁平なドーム、2段ランボード、キャブ裾の点検窓等は典型的な筑豊スタイルだ。 39638〔直〕 直方 S45(1970)/8/3 デフの有…