転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新大分川橋梁

大分川下流側に3本めとなる新大分川橋梁が完成し、列車はこれまでの速度制限から開放されて轟音を轟かせて渡る。新鉄橋は下路式のプレートガーダーなので車輛の下回りは見えなくなり、迫力に欠けるのは残念であった。日に一度だけ見られるC57牽引の列車を待…

一級河川大分川

大分川は湯布院盆地から下流域へ東向きに流れ、大分平野から別府湾へ注ぐ一級河川である。河口から約4kmの位置に日豊本線と豊肥本線2本の橋梁が架橋されている。20系“富士”の行く日豊本線の大分川橋梁は大正3年の建設で老朽化が進み、架け替え工事が急がれて…

旧大分川橋梁

日豊本線の開通年代は小倉〜大分間は明治44年までに、大分以南宮崎、吉松までは大正12年に開通している。大分〜幸崎間は大正3年4月の開通で、大分川橋梁はその時の架橋であり、撮影時の昭和44年で経年約56年となり架け替えの時期を迎えていた。列車は制限速…

日豊本線上り2560レ

タンク車がたくさん連結された2560レはD51とDF50どちらもが入るスジで、午後2時半頃、大分電車区脇を通過する。昭和47年の「最新SLダイヤ情報」(弘済出版社刊)に掲載されたダイヤで2560レのスジを辿ってみた。宮崎〜大分間で停車時間の長い駅は高鍋・南…

クハ411方向幕

大分駅7時36分、中津からの電車が到着した。この後下郡の基地に入るのに方向幕を「回送」に変える際、たまたま居合せて動く方向幕にカメラを向けた。その中に「下関」があり、前出のモハ484の書体と比べて見る。現在のは明らかに細く、まるでウインドウズの…

モハ484-258

国鉄からJRになって車輛のカラーやデザインは変革の時を迎えていた。特急形の485系はクリーム4号と赤2号の塗分けと決まっていて、このカラーリングが既成概念として焼きついていた。キハ58は、スハネ16は、クハ481はあの色と自分の中では決まっている。固…