転轍器

古き良き時代の鉄道情景

旧大分川橋梁


 日豊本線の開通年代は小倉〜大分間は明治44年までに、大分以南宮崎、吉松までは大正12年に開通している。大分〜幸崎間は大正3年4月の開通で、大分川橋梁はその時の架橋であり、撮影時の昭和44年で経年約56年となり架け替えの時期を迎えていた。列車は制限速度40キロ以下の徐行運転で、手ぶれ写真でわかりにくいが制限40の標識が写っている。この後画面右側に新大分川橋梁の工事が始まり、昭和46年3月に完成している。列車はC5753〔大〕の牽く佐伯行である。大世帯を誇った大分運転所のC57は幸崎電化で一気に数を減らし、ヨンサントウのED74転入でついに2輛(17・53)を残すのみとなってしまった。 1523レ 日豊本線大分〜高城 S44(1969)/4/29