転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

塩狩峠

「塩狩峠」の名前に魅かれて塩狩駅で下車する。三浦綾子の小説「塩狩峠」からか、天塩と石狩の国を分ける境の峠名に誘われたのか、若き日の私は文学的要素よりも地理的事柄に起因していたと考えられる。構内は上下線と中線で相対式のホームは位置がずれて配…

宗谷本線

本線の旅客列車がこのような旅客2輛、郵便・荷物合せて4輛編成というのに驚く。今改めて最果ての輸送状況を案じる。撮影時はそんな事を思う間もなく、ただ牽引機がC55ではなくてC57が来たということだけはファインダーで認識することができた。宗谷本線は…

鹿児島市電

鹿児島の中心街、天文館通やいづろ通は車の往来が途切れない。電車軌道の両側は自動車の大洪水といった印象が残っている。わずかな時間の市電ウオッチングで南国を後にした。この時は加治屋町から伊敷町へ、市役所前から分岐して清水町への路線も健在であっ…

キユニ2610

再びキユニ26と遭遇する。今度はオレンジ色ではない、懐かしいクリームと朱色の気動車色であった。種車によって窓配置は異なるようで、乗務員扉横のカバーも2619には無い外観であった。編成位置もキハ40の次に組まれ同一列車と思われる。 キユニ2610〔分オイ…

キユニ2619

中間に組込まれたキユニ2619〔分オイ〕。キユニ26はキハ26からの改造車で前寄りが郵便室、後位が荷物室のようだ。撮影時、久大本線は大分運転所のキユニ26が、豊肥本線は熊本機関区のキハユニ26が郵便荷物輸送に活躍していた。 大分 S55(1980)/9/23 キユニ26…

荷1032レ

影が長くなる午後3時前、宮崎発東小倉行急行荷物列車が二豊路を北上する。迫る機関車はED7679〔大〕でアウトカーブから構える。振り返るとS字カーブを高速で通過する新系列のパレット系荷物車が目に飛び込んできた。後追いのカットで編成は8輛ということ…

豊後森

幾度か訪れた豊後森は昭和45年、53年、59年撮影の写真が残っている。撮った写真は車輛ばかりで駅舎や駅の雰囲気が漂うカットはほぼ皆無で今となっては残念でならない。昭和45年は列車の車窓から見た印象、昭和53年は扇形庫に眠るキハ0741を見に、昭和59年は…