転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

南行列車の印象

昭和30年代、日豊本線下り列車で津久見まで乗った記憶が鮮明に残っている。DF50の赤い機関車がまるで蒸気機関車のような唸りをあげていくつものトンネルを抜けて白い山肌の見える駅にたどり着くといった印象がある。茶色い客車の窓下には青に白ぬきの文字…

徳浦信号場

南延岡発門司港行534レが交換待ちで徳浦信号場に停まる。対向列車はキハ80系特急“日向”で、薄暮に浮き立つきれいな車体を傾けて快調に飛ばして行った。徳浦信号場から見える住宅と工場群の明かりがとても美しく津久見湾の夕景として印象に残っている。この門…

徳浦信号場

ED7623〔大〕の牽く537レ西鹿児島行 日豊本線徳浦(信) S56(1981)/6 徳浦トンネルを出ると徳浦信号場の構内となり鳥越トンネル越しに上下線が分岐する。537レは荷物・郵便3輛、旅客4輛の7輛編成で最後尾は端面に車掌室窓のあるスハフ42が締めくくってい…

徳浦信号場

徳浦信号場は臼杵〜津久見9.7kmの駅間に列車本数の増加に対応するため、昭和42年9月に開設された。臼杵湾と津久見湾を分ける半島のつけ根を15‰の勾配で超える難所でサミットの位置にこの信号場がある。深い山間のトンネルとトンネルの間に上下線が分かれ、構…