転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

豊肥下り一番

豊後竹田発大分行下り一番列車が朝つゆの光る線路を静かに駆けて来る。機関車は遠目からも大型デフとシールドビームで124番とわかる。この当時、線路の両側は見渡す限り水田風景が広がっていた。 721レ 豊肥本線中判田〜滝尾 S45(1970)/9

ワム90000の貨物列車

豊肥本線の貨物列車は大分と熊本、豊後竹田、三重町間各1往復が設定されていた。C58224〔大〕の牽く793レは豊後竹田からの帰りで、このスジはたまにC58重連の時もあった。滝尾駅下り方には土蔵のような農業倉庫が建っていた。貨物輸送全盛期には米が出荷さ…

D6062

D6062は昭和29年12月、日立製D50229から改造後直ちに大分に配属されている。29年から30年に配属されたD60は59・60・61・62・63・64・65・66・67・68の10輛であった。その後、59・66は立石峠の補機として柳ヶ浦へ、68は郡山へ転出した。残った60・61・62・…

熊本のキュウロク

落書きのキュウロクはテンダの石炭が山盛りになっているので給炭の後転向しているのがわかる。大分に顔を出す熊本のキュウロクはバリエーション豊富で多彩な印象があった。59670〔熊〕は、煙突は継足しのある化粧煙突、デフはバイパス弁点検窓付、ランボード…

活気ある構内

D6060〔大〕の牽く豊後森発1635レが15時16分、大分駅5番ホームにすべり込んで来た。となりの中線では17時54分発由布院行644レの編成が入換機に押されている。信号所脇6番ホームは早々と16時23分発豊後竹田行746レの牽引機C58244〔大〕が編成に連結されよう…

鮮烈デビューのキハ45系

新しいタイプの近郊形気動車発見。大分駅南口から運転所洗浄線がのぞけるわずかな隙間から朱とクリームの美しい編成が目に入る。たまたま手前の線路に留置車輛が無かったのが幸いし、日頃は客車留置で見通しがきかない場所から構内を見通すことができた。キ…