転轍器

古き良き時代の鉄道情景

ワム90000の貨物列車


 豊肥本線の貨物列車は大分と熊本、豊後竹田、三重町間各1往復が設定されていた。C58224〔大〕の牽く793レは豊後竹田からの帰りで、このスジはたまにC58重連の時もあった。滝尾駅下り方には土蔵のような農業倉庫が建っていた。貨物輸送全盛期には米が出荷されたのであろう。1輛めのワム90000は有がい車の代名詞的存在で、妻面の通風器が独特な、昭和30年代どこの駅の側線にもいた“貨車”という印象が強い。 豊肥本線滝尾 S44(1969)/8