転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大野川橋梁

南延岡行貨物列車が鶴崎を出発する。機関車は駅を出るとすぐ15.2‰の上りで大野川橋梁に向かう。ちょうど朝日の上がる時間で逆光の中ゆっくりと長い鉄橋を渡って行った。 561レ 日豊本線鶴崎〜大在 S47(1972)/6

富士

南延岡行普通列車が4番線に入線する頃、向かいの5番線は活気と華やかさがあふれだす。ホーム中ほどで西鹿児島からの編成が停止し、牽引機DF50が7号車から離れて行く。西部引上で待機していた大分発の附属編成がED76に推されてホームにゆっくりと入ってきた。…

下郡信号場辺り

39680〔熊〕の牽く長い貨物列車が下郡信号場を通過して大分川橋梁にさしかかる。大分川は日豊本線と豊肥本線の単線並列で2本の鉄橋が架かっている。 795レ 豊肥本線下郡(信)〜大分 S47(1972)/2/11 キュウロクの下り貨物列車が着くのを待ってC58224〔大〕…

39680

39680の動向を手持ちの趣味誌で追ってみた。昭和8年3月津和野、昭和32年11月宮地、昭和36年4月宮地、昭和43年3月香椎、昭和44年3月香椎、昭和44年4月熊本と移動している。宮地機関区統合以降一時門鉄へ移るも、再び豊肥本線の罐として熊本へ転属、昭和47年11…

信号扱所

立野駅入口は熊本、大分方の2本の本線が並んで構内に入る配線で、シーサスクロスと呼ばれる両渡り線が組まれていた。その位置に建つ二階建の信号扱所が規模の大きな駅の雰囲気を漂わせていた。ポイントと信号機が多いので駅本屋とは別に施設が設けられている…

火の山2号

豊肥本線の急行列車は昭和47年3月改正で、博多〜別府1(火の山1・4号)、三角〜別府・宮地2(火の山2・3号)、大分〜小倉〜博多〜別府1(ひまわり1・2号)、計4往復が設定されていた。エンジンを唸らせて登ってきたのは三角発別府行701D“火の山2号”で、三角…

立野スイッチバック

立野スイッチバックの転向線に沿ったきつい坂道を登って立野駅方面を俯瞰する。中九州を横断する国道57号線が整備され、白川沿いの南郷谷が望める。宮地行1795レは瀬田からの急勾配を制して、一旦道路橋の奥に消え、最後尾のC12を開放、貨車入換の後再び道…

香月線

香月発若松行124レは香月7:46発、中間7:56着8:05発、折尾8:11着8:26発、若松8:42着の時刻で、牽引機の88622〔若〕は朝の仕業を終えて若松機関区に戻る。 筑豊本線折尾〜中間 S47(1972)/8 88622〔若〕の牽く124レはきれいなオハ35とオハフ33の4輛編成…